重要性
ラグビーユニオンでの脊髄損傷は滅多にない外傷ですが、脊髄を含まない脊椎損傷は頻繁に発生します(Jackoet I、1998)(Garraway WM、2000)(Brooks JHM、2005)(Fuller CW、2007)。脊髄損傷は、重度の後遺症を残す外傷です。ピッチサイドケアでは、脊髄損傷を適切に認識して管理し、さらなる脊髄損傷の原因となり得る要因には、特に細心の注意を払います。 ラグビーのけがは比較的低速の衝撃で発生するため、通常は一次的な病理で脊髄損傷が見られることはありません。脊髄の酸素低下による二次的な病理は、脊髄に永久的な損傷が残る原因となります(Rowland JW、2008)。受傷現場、搬送中、医療機関で最適な管理を実施することで、病的状態により良い影響を与えられることがあります。傷病者が正常な機能を取り戻せるか、あるいは、一生障害が残ることになるかどうかは、この管理に左右されます。