頭部外傷と脳振盪
はじめに
スポーツにおける頭部外傷の管理は、大まかに2つのカテゴリーに分類されます。この章では、それぞれのカテゴリーについて詳しく説明します:
- まず1つ目は、フィールドオブプレーからの速やかな退出を必要とする軽度、中度、重度の頭部損傷(外傷性脳損傷)。 2つ目は、脳震盪です。頭部外傷には、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)を用いますが、これだけで脳震盪の判断はできません。これは脳振盪に見舞われたプレーヤーは自然にGCS15点満点の正常レベルまで回復する、とされているからです。脳振盪は広義で軽度の頭部外傷に匹敵し、軽度損傷グループに分類されます。フィールドでの管理では、脳振盪の疑いがあるかどうか、プレーヤーをフィールドから退出させて詳しい検査とフォローアップを実施するかどうかの判断が必要になります。