決定的治療

プライマリー・サーベイとセカンダリー・サーベイを完了していても、プレーヤーの状態が変化し続ける可能性があり、定期的に再評価を行うことが重要です。

観察された経過を考慮するために、バイタルサインの評価を記録に残すことも同じように重要です。この情報は、カルテ(SAMPLE票を含む)と併せて、プレーヤーと一緒に搬送先医療機関へ提出します。

生理学的観察/バイタルサインを現地の救急部の観察表のコピーに記録することは、プレーヤーと一緒に病院に送られることになり、プレーヤーのケアの継続に役立つかもしれません。適切な書類を送ることに加えて、プレーヤーが到着する前に、受け入れ側の救急科に連絡し、適切な人員配置や器具の準備に役立つようにします。

生命を脅かす負傷または体調不良を訴えるプレーヤーは、容態の悪化に備えて、適切な器具装備の下、有資格の救急隊員により搬送されます。試合会場の医療スタッフが救急隊員の技術的援助となる場合は、医療スタッフの同行が役立ちます。

救急活動、および、病院前環境でのケアに当たる医療チームは、救急患者を医療機関へ引き継ぐ際の必要情報をATMISTという頭文字で覚えるようにしています。重傷を負ったプレーヤーについて搬送先救急部門に事前連絡を入れる際や、実際に引き継ぐ際の情報提供に有用です:

A – Age of the athlete (sex of athlete often also included)(プレーヤーの年齢、通常は性別を含む)

T – Time of the injury and expected time of arrival(外傷の発生時間、予想到着時間)

M – Mechanism of injury(受傷機転)

I – Injuries present and suspected (確認済みの外傷と疑わしい外傷)

S – Signs including physiological observations/vital signs(生理学的観察/バイタルサインを含む兆候)

T – Treatment given and needed(受けた治療と必要な治療)